【学習2】勝率67%あれば1億円に手が届く理由【前編】

こんにちは、ハルです。今回は勝率67%がなぜ凄いのかを掘り下げて解説していきます。

何ですか!? この怪しいタイトルは!!
ひょっとして詐欺ですか?
2回目にして終わってますね……
勝率100%ならわかりますけど67%って微妙な数字ですよ

検証もしないうちから酷い言いぐさですね
もしも、タイトルに問題が無かった場合、きっちりと謝ってもらいますからね。

アツアツの鉄板の上でね!!

うわぁ冗談が通じないタイプのキレ方・・・

勝率67%は、なぜ高い成績を残せるのか

ここからは、SS管理法を使って勝率67%の優秀さを解説していきます。SS管理法がわからない方は、まず前回の講座をご覧ください。

一発勝負した場合を基準に、『資金が2倍になる確率』の変化を見ていきましょう。

前回の塔攻略の時は、資金が半分になる下降ゴールを設定していましたが、今回は青マスに辿り着いたら破産です。間違えないようにしてください。

一発勝負の場合は確率通りですね。

2分割にすることで、資金が2倍になる確率が高まりました。

5分割にすると、97.2% だんだん100%に近付いてますね

10分割にすると、ほぼ100%まで上がります

なるほど、一発勝負に近付くほどギャンブル色が強くなって、分割するほど安全な運用が出来るということですね
10分割すれば、ほぼ100%……
なんだか嫌な予感がしなくもないです

表にまとめるとこうなります

分割数が増えれば資金が2倍に増えるまでの時間は長くなりますが、安全に資金を運用することができます。
急がば回れですね

どうしてこんな現象が起こるの?

↑実際に10万セットシミュレーションした結果です

勝率67%の場合、3回1セットでトレードすれば『2勝1敗』や『3勝0敗』になりやすく前に進みやすいといえます。

とはいえ、確率は低いものの『1勝2敗』や『0勝3敗』になることもあるので、一時的起こる悪いケース(連敗)を見越してクッションの厚みを持たせておけば、破産せずに復帰できるという仕組みです。

 どんなトレードでも起こるの?

結論から言うと、勝ち10万円、負け10万円のように勝ち負けの金額の比率が1:1の場合『勝率50%』が境目になり、それ以上の勝率があれば起こります。

この境目の事を損益分岐点といいます(重要)

また、勝ち負けの金額比率が2:13:1になると境目となる勝率はそれぞれ33.3%、25%のように変わります。

損益分岐点を超えたトレードを、適切な資金配分で繰り返せば徐々に資金が増えていきます。

意外と低いですね。
勝率51%でもこの分割した時に有利な現象が起こるんですか?

起こりますが、勝率67%と比べるとメリットが薄すぎます。

勝率67%と比べると必要トレード数は増えているのに安全度が全然上がっていませんね。

10分割しても2倍になるまで10年かかるうえに
4割も破産するなんて完全に終わってますね!!
こんなトレードはお断りです

なぜ、こんなに違うの?

例えば、勝率67%の勝負を100回繰り返した時に、平均的な成績の人は67勝33敗34歩前に進めます。

しかし、勝率51%の場合は51勝49敗2歩しか進めません。

そして、前に進む力が弱すぎるために、強い下振れがおこりやすく10分割程度では充分な安全度が確保しきれないのです。

ちなみに163分割すれば、勝率51%のトレード方法でも安全に資金を倍にすることが出来ますが、160年以上かかります。トレードコストが0の場合

えぇ~、ハナクソほじってた方がまだマシですね

歩数の違いは17倍ですが、安全に資金を2倍にするまでにかかる期間は280倍以上違ってきます。

163分割した場合は1歩6135円

この金額が51%の勝率で安全に資金を運用するための適切な資金配分です。

クッション厚すぎて
見てるだけで気持ち悪くなってきました

今回のまとめ

1.一発勝負に近付く程ギャンブル性が高くなり、分割するほど安全な運用が出来る

2.勝ちと負けを分ける境目がある損益分岐点

3.勝率によって変わる適切な資金配分がある

4.資金配分によって利益と安全のバランスを取らなければならない

どうでしょうか。ここまでの解説で、勝率67%の凄さが分かってきたのではないでしょうか

いや、まだです!!
何かおかしいです
さっきから平均の話ばかりしてますけど、実際のトレードは山あり谷ありですよ

ほら、ここなんて酷いですよ
5分割でここから始まったら破産ですよ

これはどう説明するんですか!!

次回