こんにちは、今回の内容は、前回の講座の続きになります
前編がまだの方は、そちらから先に学習してください
今日はハルの屁理屈をスッキリさせたいと思います
なんだか得意げで腹が立ちますね……
もくじ
破産を検証


ここが問題の部分です。
もし、ここからスタートした人は、97.2%資金が2倍になるはずのやり方で破産してますよね
『はい』か『いいえ』で答えてください
あれ、最近誰かの影響を受けてますか?
それは、ひとまず置いておいて
はい、完全に破産していますね
認めましたね
何が1億ですか、やっぱり破産しているじゃないですか!!
『97%で2倍になります』なんて甘い言葉で誘っておいて、『少数派の3%を引いた人は切り捨て』なんて考え方は悪魔に魂売ってなきゃできないですよ
あ~、私人間でよかったですぅ~
ふぅ、そこまで言いますか……
わかりました、その部分についても納得してもらえるよう解説させてください
ちなみにその部分を見つけるために何回更新しましたか?
40回くらいですけど、それが何か?
実際に事故は起きているんですよ
少数派の脱落した人間を救うべきか

今回のケースは、指摘があった通り、赤い枠の最初からスタートしたとすれば1勝した後に6連敗で破産になります。

そして、ルール通り左上からスタートしていれば赤枠までに22歩進めているので安全に資金を回せているように見えるのですが、実は94回目のトレードで破産してしまいます。

資産の目減りする期間ををドローダウンと呼び、トレード期間中、一番落差の大きな部分を
最大ドローダウンといいます(重要)
なぜ、破産してしまったのか

5階まで順調に登ってきた直後、スタート付近でめったに起こらない深い連敗(大きなドローダウン)に見舞われてしまったからです。
では、どうすればこの事故を防げたのでしょうか

今回のような連敗はめったに起こることではありません。
なので、レアケースが出るまで何度も〇✖を表示させたようにに思えますが、今回の条件で週に1回トレードを続けると、20年に1回はこういった事態に見舞われます。
そして1度起こってしまうと、塔の何階にいても破産してしまいます。
人にもよりますが、寿命を考えると20年後もトレードを続けている可能性があるので、レアケースとしてではなく20年に1度起こる普通の問題として対処する必要があります。
対処方法はあるのか?

下降ゴールを設置せよ
下降ゴールを置くメリットは、万が一の事が起こった時のストッパーとして役割を果たします。
各階にストッパーを設置することで理論上は破産する確率が0%になります(実際は時給換算して割に合わなくなったら破産と見てよいでしょう)
デメリットは、資金が倍になるまでの期間が長くなることです。

万が一、1階下がってしまっても破産さえしなければ高い確率で元の階へ復帰することが出来ます。
実生活でも、火災保険、自動車の対人保険、対物保険、養う家族がいる場合の生命保険など、一撃で致命傷になるようなものは保険をかける価値が高いと言えます。
それは、トレードも例外ではなく、爆勝ちしているトレーダのブログが突然消える理由は、このような部分にあります。
急がばまわれ。トレードする際は、安全と利益の天秤の釣り合いをしっかりと確認しましょう。
どうでしょうか?
この説明で納得していただけましたか?
むむむ。
言っている事は正しいようですけど、運が悪すぎる人はどうすればいいんですか?
3%を引き続けて永遠に地面埋まり続けますよ。
漫画じゃないんですから、そんな事にはなりませんよ
それはハルの感想ですよね?
なんかそういうデータでもあるんですか?
ありますよ
これを見てください
いつまでも運が悪い人がいない理由
↓の画像は勝率50%の勝負を100回行った時の結果です。

この画像の結果を身近なもので例えてみます。
コインを10回投げた時、確率通りであれば、裏表がちょうど5回ずつ出るはずですが、実際に振ってみると表6回、裏4回のように確率通りにならないことが多いです。
しかし、表10回、裏0回のように極端なかたより方はめったに起こりません。
コインを振る回数を10回1セットとして考えると、表5回、裏5回に近いもの程出やすくなり、遠いものほど出にくくなります。

つまり、遠いものほど出にくいにのですから、コイン投げを繰り返せば、ばらつきが少しずつ収まり正しい確率に近付きます。
この現象を
大数(たいすう)の法則といいます (重要)

実際に10万セット〇✖を表示させて集計すると、左右対称の山型のグラフになっていますね
10回では運が悪かった人も、数をこなせばやがて普通の人に落ち着きます
確率を変えてみた場合はどうでしょうか
勝率70%の場合

7勝3敗を中心に広がってますが、グラフが左右対称でなくなり、8勝2敗など、勝ち側の方が出やすくなっていますね。
勝率20%の場合

2勝8敗を中心にグラフが広がっています。ここまで勝率が低いと、引き分けを出すことすら難しいですね。
なんとなく理屈はわかりました
でも、実際にやってみないと結果は分からないじゃないですか
そう言うと思って用意しておきました
1億の塔を攻略せよ(するな)
勝率67%編


1億円にたどりつけなければヨルの言い分を認め謝罪しましょう
何度チャレンジしてもいいですよ
ただし、下降ゴールはちゃんと設置してくださいね
絶対に穴を見つけてやりますからね
大数の法則用に作った集計機を使ってください
100万回分の〇✖を数秒で表示できますよ


次回67%編最終章
ヨルは1億円に到達できないことを証明できるのか