【学習8】よくある負けパターンと対策

今回は負け方に関する講義になります
注意すべきパターンと対策を解説していきます

えぇ~、負けなんてこれっぽっちも見たくないです
勝ち方だけ教えてくれればいいんですよ

そうやって嫌なことから目を逸らしているから、いつまで経っても勝てるようにならないんですよ

よくある負けパターンと対策

今から三つの負けパターンを紹介します。

対策は共通して1つしかないので最後に解説します。

① なんか行けそう病 (ポジポジ病)

根拠がない、薄い状態だが、なんか行けそうなのでトレードしてしまう病気

1 直感

2 今見えている画面のみで判断

3 少しだけさかのぼって判断

直感は論外ですし、ホップステップジャンプだけではふんわりしすぎて条件がわかりません。

もっと細かくルールを設定しなくては、トレードを繰り返した時に勝てる根拠を調べる事すらできません

人間の感覚は完ぺきではありません、根拠の無いトレードはどんなに勝てそうでも全てパスすることを意識してください。もし偶然勝ちを拾ってしまった場合、実力と勘違いして始末に負えなくなります。

② 乗りかえ病 (聖杯探し)

根拠の薄いルールで相場に参加した場合にかかる病気です。巷では聖杯探しなんて名前で呼ばれています。

トレードルールを決めたら、次はトレードを繰り返して結果を見ることになります。

検証が不十分なルールを使って相場に参加した場合次のようなことがおこります。

1 いきなり負けたので見切る

2 数回で負けたので見切る

3 数回トレードして引き分けだったので見切る

4 結果に満足しないので見切る

このままではトレード手法の良し悪しを永久に判断することができません。良いトレード手法を捨ててしまっている可能性もあります。

『少し試して負け越し⇒乗りかえ』を繰り返していると、コイントスで方向を決めた運だけのトレードよりも悪い結果を引き起こします(前進力がマイナスになる地獄の状態)。

そしてそのループに耐え切れなくなった時に次のことがおこります

③ストップずらし倍掛け

どちらのケースも今救われたいだけで、更に負けた後のことを考えられない精神状態になっていますね。

こうなるともう長くは持ちません。

 

 

負のループを抜け出すためにはどうすればよいのか

 答えは1つ バックテスト&シミュレーションを納得できるまで繰り返すことです

なぜなら、実際の資金をつぎ込んで1回トレードを終えるたびに反省しても、次回トレードする際の不安はぬぐえないからです。

不安をかかえたままトレードをして裏目になったら次は逆にしてみて、また裏目が出たら元に戻す作業を繰り返していては、分析の為のデータはいつまで経っても集まりません

また、強いメンタルを持つ人が1年間条件を変えずにトレードを貫いたとしても、1パターン分のデータが集まるだけで、結局不安を拭うことは出来ません。

パラメーターを自由に動かせるバックテスターを使えば数値を変えながら数万パターンの検証が可能です。

次の手順でアイテムを使えば、トレードの根拠を作ることができます。

1 バックテスターを使う

年をまたいでも優位性があるポイントを探ります。

 

2 シミュレーターを使う

安全確認表で調べた数値と目標金額をシミュレーターに入力し、自動集計ボタンを押し、100回シミュレーションして目標達成年数や破産確率を調べます。

税金やトレードコストを加味したシミュレーターなので本格的なシミュレーションができます。

ここまでお膳立てしておけば、安心してトレードにのぞむことが出来るはずです

以上をもちまして10分トレードに関する講義を終了いたします
ありがとうございました

おわりに

上記で紹介したエクセルソフトを販売しています。