もくじ
バックテスターについて
このサイトで購入できるバックテスターは、シンプルで再現しやすい手法を高速でバックテストするためにつくられたエクセルファイルです。
CPUの性能にもよりますが、1パターンの検証なら1、2秒の速度で結果が返ってきます。
連続集計機能を使った場合は2、3秒 ×検証数の時間がかかります。
バックテスターの主な機能
勝ちやすいポイント(トレード条件)を見つける機能
エクセルに価格を貼りつけて、集計ボタンをクリックするだけで、パラメーターごとの勝率や時給がグラフ化されます。
簡単な作業で本格的なデータ検証が出来るので、初心者の方におすすめです。
どの移動平均線を使えば良いかわからない方や、1年以上の期間でバックテストやデータ検証をしたことが無い方、自分が決めたトレードルールに自信が持てない方にもおすすめします。
それぞれの生活リズムに合わせて、トレード可能な時間帯のみで検証することも可能です。
無料バージョンのバックテスターを使うだけでもトレードに対する認識が変わると思います。
気になる方は一度使ってみてください。

勝ちやすい条件がそろった時にエントリー方向とロット数を表示する機能
満足のいくトレード条件を見つけた後は、検証した条件がそろった時に注文を入れなければいけません。
トレードする(ローソク足が確定する)直前にエクセルに価格を貼りつけると、指定した条件がそろっていた時だけ『売り』『買い』が表示されます。
さらに、損切金額に合わせたロット数も表示されるので、その通りに注文すれば検証した条件でのトレードを再現できます。

対応通貨
USD/JPY,EUR/JPY,AUD/JPY,GBP/JPY,NZD/JPY,CAD/JPY,CHF/JPY,ZAR/JPY,EUR/USD,GBP/USD,NZD/USD,AUD/USD,USD/CHF,EUR/CHF,GBP/CHF,EUR/GBPの16種類に対応しています。

対応時間足
1分足~月足まで全ての時間軸の検証が可能です。
ただし、価格データの貼り付けは、一度に約1万行(日足で40年、4時間足で6~7年程度)までしかできません。
バックテスト機能
価格データをコピーし貼りつけるだけで、トレード手法のバックテストができます。(使用できる価格データーの詳細)
ローソク足確定時にエントリーする手法のため、実際のチャートと照らし合わせて確認することができます。


実際のトレード時はローソク足が確定する直前に数分だけチャートを見ればよいので、肉体的、精神的に負担の少ないトレードができるようになります。
エントリー条件はバックテスターの種類により異なります。検証条件のリクエストも無料で受け付けています。
- 黄色:入力項目
- 赤色:結果項目
- 緑色:自動入力項目
に色分けしています。

損益、時給(金額固定、ロット固定)
検証期間中の損益、時給を表示します。トレードコストを差し引いた後の値です。
それぞれ金額を固定した場合とロット数を固定した場合の結果を表示します。
損益は単利で計算した金額です。
複利運用すれば、利益は大きくなりますが、連敗時のリスクは増大します。
前進力

トレードの性能を表す数値で、資金の増減を直線で見たときに、+方向へ進む(利益を生む)力を表しています。
勝率とリスクリワード比をもとに計算し、100トレード終了時に得ることができる利益を推定することができます。
前進力45のトレードは、(勝率を維持できた場合)100トレード終了時に『損切金額×45』勝ち越すことができます。

例、『損切金額(¥40000)×前進力(45)=¥1800000』
100トレード終了時に180万円からトレードコストを差し引いた金額が利益として見込めます。
歩数
金額固定したトレードの1回分の損切金額を1歩と定めて集計期間中に何歩前進または後退したかを表示します。リスクリワード比が2のトレードなら勝った時に2歩前進できます。
例、『損切金額(¥40000)×歩数(73)=¥2920000』
トレードコストが0ならば、292万円の利益が出ていたことがわかります。

最大連敗数:検証期間中の最大連敗数です。金額固定でトレードした場合、この数値に損切金額をかけると最大ドローダウンがわかります。
期間中最小資金:ロット固定でトレードした場合の期間中の最小資産です。
時間帯別エントリー機能

トレードスタイルに合わせて時間を指定できます。
年:検証期間を指定することができます
価格データを貼りつけ後に、データに使用されている年が自動抽出され選択リストに表示されます。
何もデータの入力が無い場合は、リストに空白しか表示されません。
疑似フォワードテスト機能
年数を変えることで、『ある1年に好成績だった手法が翌年、翌々年に機能するのか』『2019年~2020年の間で好成績が出るパラメーターを探して2021年に通用したか』など、バックテスト結果が過剰最適化されていないかを数秒で確認することができます。
手法アップデートが可能
新しい年の価格データを加えて再検証することで、最新の相場観を加味したトレードルールへと調整することができます。
MT4時間:検証する時間帯を指定できます

この機能を使うことにより、寝ている時間、仕事している時間などチャートチェックができない時間のエントリーをカットしたり、時間帯ごとの勝率の差を調べることができます。
例えば、取引可能時間を日本時間の18時から22時を設定した場合、バックテスト対象が4時間足なら1日2回(夏時間なら18、22時にローソク足が確定)1時間足なら5回(夏時間の18、19、20、21、22時にローソク足が確定)チェックをするといった条件を指定できます。
ストップ幅: エントリー条件にストップ幅の大きさを指定することができ、ストップ幅が小さい、大きいものを排除することができます。
エントリー補助機能

エントリー時に必要な情報を表示する機能です。この機能を使えば、感情に左右されず機械的なトレードを実行することができます。
エントリー:設定したエントリー条件を満たすと『売り、または買い』が表示されます。
また、損切金額とリスクリワード比に応じた『ストップ幅、利確幅』が自動的に表示されます。
現在資金と損切金額を入力し通貨の種類を選択すると上限ロット数と推奨ストップ幅が表示されます。
上限ロット数:損切金額を確保した時にエントリーできる最大ロット数です。この数値を超えると損切価格に達する前に強制ロスカットに引っ掛かるおそれがあり、一定値を超えるとエントリーできなくなります(証拠金不足)。
推奨ストップ幅:指定の損切金額に固定したい場合に必要なストップ幅。現在資金と損切金額などの数値をもとに計算されます。(単位はポイントで表示されます ※10ポイント=1PIPS)
上の画像のケースでは、GBP/USDでストップ幅が306ポイント(30.6pips)のトレード条件なので、トレードの損切金額を約40000円で固定するためには1.3ロット(13万通貨)でエントリーすればよいことがわかります。

上の画像のケースでは、損切金額を約40000円で固定するためには、1.34ロットで売りを仕掛けたい場面ですが、(ストップ幅が狭いため)上限ロット数を超えてしまっているので、注文が通りません。
この場合『1.19ロット』でエントリーすれば、損切金額を考慮した最大レバレッジギリギリで注文が通り、証拠金不足による強制ロスカットを避けることができます。ただし、損切金額や利益は指定した数値より小さくなります。

使用方法
1.黄色のセル(B10セル)に価格データを貼りつけます。

価格データ取得方法
こちらを参照してください。

貼りつけ後

2.クリックしてパラメータを変更

↓数秒後に結果が変化します。

3.連続出力機能を使用する
パラメーターを変えながら結果を集計する機能です。
高時給のパラメーターを探すために使います。
シートを切り替える

自動集計ボタンをクリックする

集計は数分かかります。
ストップしたい場合は、ESCキーを2回押し終了ボタンをクリックしてください。

時給または、勝率が高い数値を『直接入力』部分へ入力し、代入をクリックします



代入を終えたら、次の項目を集計します。
これを繰り返すと、取引時間や通貨ペアなど応じた、好成績になるパラメータがわかります。
他の年代でもプラスの成績になるかをチェックし、パラメーターが使えそうならば、上書き保存せずに、わかりやすい名前を付けて保存します(例、GBP/USD23時エントリー用 など)。
このファイルは実際のトレード時にエントリー補助として使います。

上書き保存してしまうと、次回別の条件で検証した時に、パラメータがわからなくなったり、パラメーターを覚えていても再度入力する手間がかかります。
4.エントリー補助機能を使う
エクセルを使ってエントリー判断をする機能です。
トレード条件が揃っていれば、自動的に『売り』『買い』とストップ幅、利確幅が表示されます。
4つの項目を入力すれば、損切金額に応じたロット数を表示してくれます。

検証した時間のローソク足が確定する1、2分前に価格データを貼りつけます。
次に、ロット数を計算するための4つの項目を入力します。
1.通貨の種類を選択

2.日本円換算する数値を入力します。
通貨の種類ごとに入力値を変えます。
通貨の種類を選んだ後に、何を入力すればよいかコメントが出ます。
USD/JPYやGBP/JPY等のクロス円の時は100を入力

○○○/USDの時は現在のUSDの価格を入力

3.現在資金を入力します

4.損切金額を入力します

ローソク足の調整

価格データ貼りつけ後~ローソク足が確定するまでの1、2分の間に大きく価格が動くとローソク足確定時に条件から外れる場合があります。
コントロールフォームにて1pipsずつ調整可能です。
価格更新ボタンを押すと、調整後の値が代入されます。
価格データ貼りつけ後~ローソク足が確定するまでの1、2分の間に大きく価格が動くとローソク足確定時に条件から外れる場合があります。
コントロールフォームにて1pipsずつ調整可能です。
調整後に条件を満たしていればエントリーする
ローソク足の調整後に条件を満たしていればエントリーします。

このバックテスターが苦手とする部分
窓
相場が休みである土日の間に価格が動くと、土曜日の終値と月曜日の始値に差がうまれることがあります。
このような現象を窓と呼びます。
流動性の低い通貨や早朝の時間帯では土日でなくとも窓が開くことがあります。

当バックテスターは、窓が開いた直後の価格で決済した場合でも、あらかじめ決めていた損切価格や利確価格通りに決済したとみなして処理されます。
利益がプラスされるケースとマイナスされるケースの両方が考えられるので、期待値に大きな影響はありません。
勝率が変化することもありません。
同一のローソク足内に利確価格と損切価格が含まれている場合
単一時間足のデータの性質上、どちらの価格に先に到達したかわからない場合は、トレード結果に『目視』と表示され勝率に反映されません。
このようなケースは、まれにしか起こらないため、期待値に大きな影響はありません。
また、最新日時の時点でトレード中の場合も未決済のため『目視』と表示されます。
損切幅や利確幅が狭すぎると『目視』が増えます。
ソフトの動作について
1パターンの検証結果が数秒で返ってくるので、バックテスターとしては優秀ですが、ただのエクセルのファイルとして考えると、再計算に数秒かかるため重く感じます。
自動集計機能を使うと数十パターンを連続して計算し集計するので、数分かかります。
検証するローソク足の本数が増える程、検証完了までの時間が長くかかります。
レバレッジについて
最大レバレッジは取引業者や通貨ペアにより様々です。
当バックテスターは、法人口座や海外口座にも対応しているため、バックテスト上のレバレッジ制限は設けていません。
ストップ幅を小く設定しているのに、ロット数や損切価格を大きく設定しすぎると、実際とはかけ離れた結果になります。
推奨ストップ幅を参考にして、無理のないロット数や損切価格でバックテストしてください。
実際にトレードする時は、エントリー補助機能によりレバレッジ上限を提示してくれます。
初期設定では、オアンダジャパンの個人口座の証拠金率を基にしたレバレッジが入力されています。

証拠金率4% 最大レバレッジ25倍
証拠金率5% 最大レバレッジ20倍
証拠金率10% 最大レバレッジ10倍
この数値は、使用者が使っている口座にあわせて自由に変更することができます。
破産判定について

当バックテスターは、全トレードを終えた時点での勝率や資産を確認することを主としているため、バックテスト中に資金不足におちいっても途中でバックテストがストップすることはありません。
追証資金を入れて継続した場合と同等の結果になり、
『仮に全てのトレードを終えたら、これだけのマイナスが出ます』
ということを赤字で表示します。
フィルター機能について
ソフトの都合上、フィルター機能を排除しています。
フィルター機能とは条件を指定して、条件に合う『行』だけを表示する機能です。
大量データを扱う場合、フリーズする恐れがあるため機能を設けていません。
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